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活かす働き ~梅の実に学ぶ~

 

日々、振られた(与えられた)チャンスを最大に活かしていく。

 

そうやって、地道に目の前にあるモノを活かす働きを実践していくと、カタチを変えながら、日々、全体で繁栄しているのがわかります。

 

 

先日、知人を経由して、梅の実5キロを頂きました。

 

ここで私に振られた仕事は、この梅の実を活かすこと。

 

早速、梅シロップ作りに精を出しました。

 

 

自宅で収穫したであろう梅の実は、傷が目立つので、まずは選別作業から。

 

下処理は、時間も手間もかかりますが、梅との対話が楽しいヒトトキでもあります。

 

 

その後は、梅の実を欲しい人にお裾分けしたり、仲介してくれた知人に、完成したシロップをお渡ししたり、

 

振られたチャンスを一つ一つ噛み砕いて活かしていくと、単純に、笑顔に出逢う機会が増えていきます。

 

 

人伝に渡って、実際にはお逢いしていなくても、嬉しい気持ちは伝わってきます。

 

ただ生命を全うする梅の実が、バケツリレーばりに次々と周りに活かされて、こんなに沢山の笑顔を生み出すのです。

 

 

梅は自分から何もしないのに、この展開って、普通に凄くないですか?

 

梅は何も語らないけれど、こんなに喜ばれているってことは、他ならぬ梅自身が喜んでいるからです。

 

 

今日も、ご近所さんから庭花のお裾分けで、カラーとユリの豪華キャストが仲間入りしました。

 

その場の雰囲気を、一瞬で華やかで優雅にしてしまう花のオーラに乾杯です。

 

眺めているこちらの気分をも、華やかで優雅にしてしまいます。

 

 

モノ言わぬ生命に、無機質なモノに対しても、もっと光の躍動(いのちの躍動)を感じてみてください。

 

「あげたい・渡したい」という気持ちも、活かす働きの一つです。

 

 

こんな何気ないやり取りだけでも、喜びや笑顔のシェアリングは、無限に広がっていくのです。

 

これが全体繁栄でないとでも?