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普通の素晴らしさ

 

「こだわりはないけど、手は抜かない」

 

これは、ネットニュースに出ていた老舗パン屋さんの一言。

 

原材料に特筆すべき点はないけれど、パンが出来上がるまでの行程に手を抜かない。

 

『こだわり』が もてはやされる時代に、普通や当たり前を真心で実行していく肝要さを教えてくださいます。

 

 

空間存在としての自覚が育まれていくと、「特別」枠は消えていきます。

 

便宜上の「特別」を作り出すこともありますが、そこに執着しません。

 

真の道を進み始めてから、日常のアップデートは、二人の先達から拝受しておりますが、それは彼らが特別なのではなく、彼らの根底にある「すべてに感謝して、共に栄えよう!」とする弥栄の意志と共鳴するためです。

 

 

そんな《普通の素晴らしさ》を、何の気なしに体現されている方は、日常生活で頻繁にお見かけします。

 

引越しの諸手続きで市役所に出向いたときのこと。 

 

窓口で ご高齢の男性が一人で手続きされていて、しばらく経ってから、伴侶とおぼしき女性がやってきて、背後から静かに男性に近づいたので 驚かれるかと思いきや、大きなリアクションもなく、そこからは お二人で手続きを進めておられました。

 

仲睦まじいわけでもなく、目を引くような要素もなく、淡々とした お二人のやりとりに、「夫妻っていいなぁ」と感じた次第です。

 

私は、概ね一期一会を基本に、その場の瞬発力で他者と関わってきたので、「長年連れ添う素晴らしさもあるよ」と教えていただきました。

 

 

人は、意識(夫)と身体(妻)でフサイが成立します。

U+I=Ψを参照ください(より わかりやすく加筆しましたので、よろしければお読みください)

 

よって、物理次元のご夫妻はカルテット(四重奏)となり、より体験に広がりと深みが増すことでしょう。