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思い入れを手離す

 

美容師さんと断捨離の話題になり、「思い入れのあるものから捨てる(手離す)」とお伝えしたら、驚かれました。

 

好き・お気に入りは、人であれ 物であれ、キープしたいのが人間心理だから、そりゃそうか。

 

一般的な解釈と異なるのは、手離す = これまでの働きに感謝して送り出すこと。

 

 

思い入れは、執着となって、循環を鈍らせます。

 

感謝で送り出して既知を整理し、消化することで空白が生まれ、新しい体験(未知)の可能性が広がります。

 

 

こんなカタチの思い入れの解放もありました。

 

長らく確執を抱えていた母とは、地道な感謝と祝福対話によって、すっきりと和解しました。

 

言葉での相互理解が難儀だったため、ただひたすらに態度で示すことで、先方に理解が起きて、互いに感謝し合う間柄となりました。

  

 

在宅看取りで締め括った母との同居を通して、「私は世話好き」と認識しました。

 

お世話つながりで、楽しくやらせて頂いた保育・福祉の仕事は、やり甲斐があるし、性に合っていると思います。

 

 

でも、新しい仕事を選ぶ際に、『好き・得意・経験した事』は除外しました。

 

なぜなら、プライドが膨らむばかりで、偏りを助長するのが わかっていたからです。

 

 

せっかくの未知へのチャレンジの機会を、活かすも殺すも自分次第。

 

仕事に限らず、人付き合いなど、保身を土台として選択するのもいいと思います。

 

でも、それは人生を捧げて やりたいことではないので、選ばないだけのこと。

 

 

互いを敬い、尊重し合うなら、どちらが何を選んでも闘争にはなりません。

 

もはや、波動が大きく違うと、関わることもないため、世界規模であれ、個人規模であれ、闘争は、エネルギー的には どっちもどっちです。