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体験の五十音図

 

五十音図とは、ひらがなの並び(型)のこと。

 

私たちは、縦「あいうえお」横「あかさたなはまやらわ」という並びの五十音図を使用しています。

 

この型しか教わっていないので、これを ひらがな五十音図として認識していますが、古事記は言霊の奥義書とする解説本では、ひらがなの並びが異なる五十音図は複数存在していて、それぞれの音図の特性を解説しています。

 

 

現在、私たちが使用している五十音図は、自我中心の世界を体験する音図である。

 

それは、いくつかある型の一つを使っているのであって、良いも悪いもない。

 

並びが異なる音図の存在から、「自我中心から天意中心に変える」運びを伝えている。

 

 

などが書かれており、古事記は、自我中心の世界から、天意中心の世界に変えていく指南書でもあるのです。

 

 

音図の型を変えることで、体験の質(次元)が変わるのだから、どの質を体験するかは 自分で選べるので、自らの剣を磨いて、天意を貫いて生きるのみ。

 

そして、この解説本では、随所で「古事記は暗号なので、文面通りに読まないように」と注意を促しておられ、表面(表現)に惑わされず、その奥を観る重要性を伝えています。

 

 

他にも、『』を生きる重要性や、「感じたことは、それが自分自身の中に備わっている」と認めるなど、日本語のカテゴリーに収まりきれない情報が満載で、古事記を文面通りに読んでいたら、気づけない内容なので、真を知ろうとする意欲と実践は、弥栄の基本だと観じました。

  

 

常に天意に意識を合わせていると、全母たる虚空を観じながら生きるようになります。

 

裏を返せば、自我中心の次元に意識を合わせているから、その世界を体験できているのです。