『好き』の昇華に続いて、『プラス』の昇華が上がってきました。
人間界のラスボス登場と言えるほど、最も手放したくない(ずっと握り締めていたい)概念です。
『好き』も『プラス』も、人類総出で創り上げてきた幸せの条件です。
好みのアイテム(人や物)に囲まれて、好きな仕事をして、好きな人と結婚して、子どもを持って、お金持ち。
これは、周囲の承認も得られますし、『好き』も『プラス』も、多いほど誰もが羨む理想の人生と言えるかもしれません。
実際に、上記の条件を満たしている方は、沢山おられます。
叶えてなくとも、それに向かって努力することは、「普通の大人なら、みんな やってる」でしょう。
なぜなら、そのように教わってきたし、幸せになりたいから。
そんな大事な要素を手放す(昇華する)なんて、誰もやりたくないだろうし、そんな事言う奴は信用ならない、排除すべき発想になってもおかしくありません。
しかし、条件をクリアしていても、幸せオーラを放っている方は、あまり見かけません。
着飾って演出されたリア充ではなく、全身から滲み出る『幸せ』を現わす方のことです。
一度だけ、背後にピンクのバラの花束を観じるほど、幸せいっぱいオーラ全開!の方にお会いしたことがあります。
目に見えないけど、香水をつけていないのに甘い香りを感じるほど。
それは、イランで 、ステイ先ホストに同行した訪問先で、出迎えてくれた妊婦さん。
家族以外の男性がいる場合、家の中でも全身を覆う黒いマントを着用するので、見た目は黒一色です。
ペルシャ語しか話さないので、言葉は理解できません。
宗教上、女性は制約が多く、「やりたいことが自由にできる」環境ではありません。
首都テヘランですら恋愛はご法度なので、結婚相手は、自分が「好き」で選んだ人ではありません。
※結婚に至るには本人の意志が尊重され、強制結婚ではありません。
そんなマイナス要素が引き立てた輝きだとしても、この方とお会いして、それまで遠ざけていた結婚を「してみるのもアリ」と思えたくらい、この衝撃は忘れられません。
世界中の多くの人々が、SNSなどで、不特定多数に向けて幸せアピールに余念がありませんが、主張しないのに、周囲に幸せの波動をもたらす方々が存在することを添えておきます。
話を戻して、理想の人生に欠かせないプラスの概念がなくなったら、今後どうなってしまうのか不安でたまらないですか?
進化発展を『プラス』で考えているなら、発展しなくなると解釈するかもしれません。
でも、プラスは偏りであり、マイナスも偏りです。
陰も偏りなら、陽も偏りです。
プラスの概念がなくなったら、マイナスの概念もなくなります。
※数値の正負ではありません。
ポジティブとネガティブの概念も然り。
※フィルムのポジ・ネガからわかるように、ネガティブは明暗や色が反転しているだけ。
概念の格差がなくなると《どちらでもOK》となり、プラスもマイナスも「それでよし」となり、概念上のポジティブもネガティブも、人間プログラムの決めつけだと気づきます。
しかし、本音を抑圧して、理解した振りを魅せているなら、早々に限界が来て、カラダが何かしらの不調を訴え始めます。
もし「プラスの概念が なくなったら困る」なら、それは「陽性の反応が なくなったら困る」と変わらないので、パンデミックが、いつまで経っても収束しないのも不思議ではありません。
たとえ、陽性でも、それを認めてしまえば、「ただそうである」で治まります。
報道を見ても、陽性で無症状の方が少なくありませんが、これは「陽性に反応していない」実例です。