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スムーズな運びの裏力

 

毎朝、空間全体に向けて「全体のために私にできることは何でもします。わかりやすいカタチで教えてください」と宣明しています。

 

ですから、どんなカタチであれ、起きてくることを「了解しました」と受け取って、全力で取り組みます。

 

 

年末から私の仕事は、終末期にある母にまつわる各種事務手続きと身の回りの世話となっていて、後は専門職の皆さんにお任せしていますが、あれよあれよと事が運ぶのを目の当りにして、その根底にある重要な力を発見しました。

 

本人の意向により治療をしていないので、ソーシャルワーカーと退院に向けた面談がありました。

 

介護保険証の再発行に始まり、介護認定の調査➨審査➨認定、そして、ケアマネ決定後に介護用品が調達できるようになるため、受け容れ準備が整うまで、最低でも一週間はかかるだろうと憶測していましたが、実際は、面談から3日後に介護ベッドが搬入され、皆さんのプロの仕事振りと地域連携の素晴らしさに感動です。

 

 

かなり病状が進行しているため、特例措置をとってくださったのもありますが、各担当者が迅速な決断力と実行力を発揮してくださったから、ビックリするくらいスムーズな運びとなったのです。

 

けっこう深刻な状態ではありますが、介護にまつわるあれこれを知ることが面白いし、なぜか楽しくなっています。

 

これって、なつかしい感覚だぁ。

 

不便・不衛生・言葉のままならない土地に飛ばされても、なぜか楽しくてしかたなかった写真家時代の全身感覚がよみがえります。

 

傍からみて大変そうに見えたとしても、そこに携われることが喜びであり、言葉にならない胸アツな感覚が湧いてくるのです。