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職業の解放

 

私は学生時代から、組織に固定所属して働く『就職』を嫌っており、どんなにお金がなくても「正規雇用」を望んだことはありません。

 

ここへきて、公務員にスピリチャルの基本を観るようになり、昔の私は【正社員】という雇用形態を敵視していたことに気づきました。

 

今となっては、どうして、そこまで毛嫌いし、避けていたのか不思議ですが、高校まで昭和ストロングスタイル教育を受け、「24時間、戦えますか?」と企業戦士を煽るCMが流行っていた時代背景から、組織に拘束されて、都合のいいように使われて、従わないとハブられる、そんな社会の風潮が、なんとも許せなかったのです。

 

 

しかし、フラットな立ち位置であれば、たとえ賛同できないとしても、頑なに拒否する発想にはなりません。

 

「正社員になるのもよし、正社員にならないのもよし」

 

これが、どっちに転んでもOKの状態です。

 

 

それに、「社会に役立つ仕事はしたいけど、会社のコマにはなりたくない」のは、個の自由を求め、自分の都合のいい立ち位置にいたいだけ。

 

このような姿勢は、明らかに、全体貢献する意志・覚悟が欠落していたと認めざるをえません。

  

 

図らずも、生誕半世紀過ぎてから、警察官という職業に従事してみたくなりましたが、それはそれとして、職業に貴賤はないし、優劣もないし、正社員だろうが、パートだろうが、天意からの取り組みでなければ、真っ当な仕事はできません。

 

かの有名な米国ヒーロー漫画『スーパーマン』は、普段は普通のサラリーマン。

 

変容の時代は、わざわざ変身する必要がなく、普段の生活の全てに天意を観じて、愛を広げていく者が スーパーマン=個を超えた者です。