同じ市民というよしみで、ノーベル化学賞を受賞した方に贈られる名誉市民顕彰式に出かけてきました。
不特定多数の人と一緒に、知り合いでもない誰かを盛大に祝う機会は、そうそうありませんから、
ここぞとばかりに『名誉』に乗っかってみました(笑)
昔は、表面では いい人ぶっていても、自分のことのように他者を祝うなんて出来ませんでした。
功労者とか、人気者とか、ご褒美をもらっている人に対して、嫉妬したり、難癖をつけて、このような場を貶していたほどです。
今回は、そういった邪気を一切持ち込むことなく、会場全体と一つになって《祝う よろこび》で居られたことは、何よりの福音でした。
当日は、ご本人の誕生日でもあり、誕生日祝いも贈られる祝いの二重奏となっていて、
次から次へと贈答品が渡されていく光景には、送り主である市が感じている《振舞うよろこび》が溢れていました。
振舞われるのは、受賞者だけとは限りません。
来場者を傍観者にしない参加型プログラムである国歌・市歌斉唱では、そらで元気よく声高らかに国歌を歌い、
初めてその存在を知った市歌も、オペラ歌手ばりのリードボーカルに従って歌っていると、
歌詞に使われている言葉『繁栄・光輝き・栄えむ常に・伸びゆけ永久に』など、声に出すだけでカラダがウキウキしてきます。
「言葉の意味は考えなくていいから、元気よく気持ちよく声に出せばOK」と、カラダが教えてくれるプログラムも組まれているなんて、
主催者はそこまで意図していないでしょうが、感じ取ろうと思えば、なんだって感謝になるし、祝福できるのです。
祝うも、振舞うも、『出す意志』がなければ出来ません。
出すことに集中していると、面白いことに、受け取る機会が増えていきます。
しかし、「受け取りたいから、出す」をやっていたら、すぐに限界が来て繁栄しないのは、体験で知っていますよね。
誰かにまかせっきりするのも終わりにして、まずは自分から本来の在り方に戻りましょう。