未だ神魂としての自覚が曖昧な頃は、なんとかして先達が観ている奥の(見えない)世界を知りたくて、
「人型生命体の神化の真髄とは? 進化変容って何?」という探求心から、提示された課題を実行するのはもちろんのこと、
先達の行動を真似てみたり、文章の奥にある感覚を読み取る工夫をしてみたり、思いつくままに片っ端からトライしていました。
まるで、幼子が親の後を追うように、先達の後追いをしていました。
覚者も十人十色なので、おかげさまで、いろんな体験が味わえました。
そして、神魂としての自覚が明確になり、天地の氣綱を観じ、十和(天・地・魂・神体の和)がわかると、後追いしなくなりました。
まさに子の成長と同じです。
子の親離れは、健全な成長過程ですから、こんな在り来たりな変化から、魂の成長がわかるのです。
人の成長において、親から離れて独り立ちするのは、親と縁を切るわけではないように、
魂の成長においても、独り立ちしたとて、それまでサポートしてくださった方々と縁を切る発想にはなりません。
つかず離れず、共に在る歓びを観じながら、必要に応じてサポートして頂いています。
子は、自立したからこそ、親の有難みを知り、尊敬を覚えます。
それと同じく、直接 教わる機会はなくても、神魂として自立したからこそ、先達の有難みを知り、尊敬を覚えるのです。