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愛する=神の働き

 

先日、文字の解読によって未解決事件を解明するドラマを見る機会があり、そこに『愛する=神の働き』を発見しました。

 

このドラマは、肉体派熱血刑事と、文字フェチの頭脳派女刑事を中心に物語が展開します。

 

どの事件でも、頭脳派刑事に「文字の神様」が降りてくると、突破口となるアイディアが浮かび、一気に解決に向けて動き出す流れから、

 

 

『文字フェチ』と言われるほど、彼女は文字をこよなく愛している = 常に文字に意識を向けている

 

 = 文字の神様にチューニングしているから、文字の神様の働きが起きてくる(降りてくる)

 

よって、愛し続けていると、神の働きが起きてくる のが読み取れます。

 

 

そもそも、彼女達が配属されている部署は「倉庫番」と揶揄され、薄暗い地下の室内での資料管理がメインなので、

 

上の部署から依頼されない限りは、捜査には関与しません。

  

捜査に関係ない普段から、文字を愛する姿勢があるから、ここぞという時に「あ、そうか!」という閃きが起きてくる。

 

 

これは、私達の日常生活でも普通に起きています。

 

「神の一手」と呼ばれる将棋を指す高校生棋士の『駒に生命力(=神)が宿る』のも、

 

彼は将棋をこよなく愛して、常に将棋に意識を向けて、将棋の神様にチューニングしているなら納得の展開です。

 

 

そして、この脈絡のない2つがつながるのは、

 

「知ろう・わかろう」とする姿勢でいると、分野や業界の境目がなくなるのが おわかり頂けると思います。

 

 

話をドラマに戻して、事件を解く鍵は『文字』なので、頭脳派刑事の推理や閃きが重要なのはもちろんですが、

 

表に立って、代弁する役割を担っている肉体派刑事がいるからこそ、事件が解決に向かって動き出します。

 

 

肉体派刑事の『動・表・陽』の働きによって、頭脳派刑事の『静・裏・陰』の仕事が活かされる。

 

陽と陰が和合して、最高の仕事が成されるのです。

 

 

ちなみに、肉体派刑事のあだ名は、大きい目が印象的な「ホルス」

 

ホルスとは、エジプト神話に出てくる日と月を両眼とする空の神で、《ホルスの眼》は護符の一種で完全性の象徴ですから、

 

読み解く前から「対極の2つの和合が完全である」というヒントになっているのも面白い。

 

 

更に感心したのは、最新話では「恋にうつつを抜かしていると、文字の神様が降りてこない」のです。

 

『愛』と『恋』の違いは、愛=中立に観ている恋=個人的な肩入れがある のが、わかりやすく表現されています。

 

 

では、〆に「自分はどうなのよ?」という核心に触れましょうか。

 

私が実践し、お伝えしている「全てを愛し、感謝し、祝福する」は、対象が定まっておらず、〇〇の神様という表現は使えません。

 

 

全てが対象=全ての創造の源である『全母』となり、常に意識を向けるのは『今』。

 

全母は、私達の本質であり、慈愛、感謝、祝福、信頼 ですから、

 

常に『今』に意識を向けて、今にチューニングするのは、全母と一体化することになります。

 

 

まずは、スピリチャルの基本として、

 

創造の親である全母にとって、どんな現実も「素晴らしい」創造物である

 

「親から見れば、どんな子も可愛い」とはよく言ったもので、ここを理解するのが初めの一歩。

 

 

肉体にインプットされている、思考や感情のパターン(カルマ)を超えて、

 

虚空の分身(分神)である自覚をもって、「どれも素晴らしい」と心の底から祝うのが神魂の働きです。

 

 

今この瞬間を祝い、今この瞬間をよろこび、今この瞬間を愛し続ける。

  

それが親である虚空へのお返し・お礼であり、現実創造のスイッチとなります。

 

 

「決める・選択する」のは、頭の役割ですが、もう一つ奥を観ると、全身感覚が現実創造の決め手。

 

 

まず、頭で「決める」と、共振管である肉体に伝達されます。

 

選択したものを、常に感じ続けることで、その決意が全身を巡り、増幅します。

 

 

痛み・苦しみを選択し、感じ続けていたら、それが全身を巡り、増幅します。

 

感謝・祝福を選択し、感じ続けていたら、それが全身を巡り、増幅します。

 

 

初めは僅差であっても、四六時中やり続けていれば、全く違う展開になるのは当然だと思いませんか?

 

 

多くの覚者が「今にいてください」と伝えていますが、「今に100%いる感覚を知っている方は、どれほどおられるでしょう?

 

知識を受け取った後には、全身感覚を磨く実践が欠かせませんし、「そういうことか!」と腑に落ちるまで根気が必要です。

 

 

コツコツとやり続けていくうちに感覚を知り、次々と新しい気づきが起きてくるので、ゴールはございません。

 

これがわかると、魂が成長しているのを体感で理解して、全身全霊のよろこびが溢れてきます。