ショートヘアなので、頻繁に美容室にお世話になっているのですが、
行きつけの店は作らず、その都度テーマを決めて、毎回、違う美容室に行っています。
どの美容室も、椅子に座ると、必ず目の前にファッション誌や生活情報雑誌が並んでいます。
いつもは、なんとなく眺めるだけなのですが、今回のお店では、一番上に『韓国と北朝鮮』が特集された雑誌が置いてあり、
こんな機会でもないと 意識を向けない題材に興味が湧いて、読み進めていると、
『北朝鮮は、約160か国との国交がある』というフレーズに対する「嘘でしょ?!」な反応に、勝手な先入観が炙り出されました。
当然ですが、日本と国交がないからといって、孤立しているわけではありません。
メディアで流されるニュースと海外の現地事情に、大きな歪みを 肌で感じてきた者であっても、古い国家イメージを握っていたことに、
「おや、まぁ・・・」と、言葉にならない軽い衝撃が走りました。
この反応は、日本に疎い外国人が「今でも日本では、ちょんまげ頭の侍が歩いていると思っていた」のと同じです。
そう思うのは良くも悪くもないけれど、勝手な先入観を使うと、本質どころか事実をそのまま見ることも出来ない のです。
「そんなニュースしか流されないから、しょうがない」という言葉に惑わされず、
《本来の姿は、見えているものの奥にある》基本に立ち返る素晴らしい機会となりました。
知らなくても、生活にはまったく困らないし、知ったところで「それがどうした」が関の山。
そういった「個人的には、どうでもいいこと」にも先入観を持ち込んでいる一例になれば幸いです。