人型生命体の真化に務めていくと、在り方そのものが変わります。
何かと出しゃばるエゴが出てきても、本来の光に還す側の自覚があるので、エゴを俯瞰して、天意でもって対応します。
ウソ偽りなく、何が起きても、どんな状態にあっても、「今が最高の瞬間だ」と認識するには、エゴの傷を癒し、癖(偏り)を解き、汚れを浄化する作業が必要なので、エゴからの言動に気づく機会として、ハプニングを自らが創り出します。
周囲の大人から、好きや有利を集める事を推奨されてきましたし、そうやって人生を構築していくのが良しと教わってきたので、ポジティブ体験を求めて頑張ってきましたから、その対極を味わうネガティブ体験を沢山させて頂きました。
それらを素直に引き受けて、その時々のベストを尽くしていくと、たとえ条件がクリア出来なかったとしても、相手が組織であれ、個人であれ、トラブルにはなりません。
そんな体験を重ねていくうちに、『好き』や『トキメキ』を味わえた歓びや、『嫌い』や『しんどさ』を味わえた歓びを知り、どちらも同等に素晴らしい体験だと腑に落ちて、体験の全てに感謝と祝福を観じずにはいられなくなります。
そして、この全身全霊で納得する感覚は、実際に体験しないと理解できない と強調させて頂きます。
物理次元は、光の点滅によって毎瞬更新されており、体験済みになると完結して、新しい体験に発展していくのが、本来の光の働きです。
しかし、全人類が経験して熟知しているように、「体験すれば、完結する」わけではありません。
むしろ、「人間のサガ(性分)、歴史は繰り返す」レッテルを貼って、壊れたテープレコーダーのように、闇雲に繰り返してきました。
その不毛な逡巡に気づいて、終わらせる決意をもって、エゴと対峙することで完結し、本来の光の働きが活性化していきます。
もちろん、完結するのは、エゴ化された粗雑な波動であって、現象化されたモノコトを終わらせるためではありません。
ですから、内なる波動(氣)を癒し、浄化する意識が抜けているなら、いくら体験を重ねても完結できませんし、上っ面の癒しなら、それもまた、完結には至りません。
まずは、自分の意志で『真に還る』と決めること。
真化に務める中で発生するハプニングは、自らが創り出したと認めること。(否定しない、ディスらない)
それがエゴの癒し・浄化の土台となります。