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他を活かすために生かされている

 

介護を通じて、『関わる方々から差し出された提案を、素直に受け取って、即 実行する』という中継地点・媒体に徹していると、このシンプルな動きによって、自ずとモノゴトがスムーズに進展していく様を観察していると、

 

医療や介護の各機関との連携に欠かせないコミュニケーション力傾聴力、理解力、即決力、事務力が養われ、終末期介護ということもあり、昼夜問わず、出来る限り本人の要望に寄り添う包容力や、身体状態に合わせた適応力が養われ、

 

肉体的にも、精神的にも、頭脳的にも、感覚的にも、意図せずとも冴えている状態であることから、全介助を要する寝たきりの人は、そこに居るだけで他者の才能を一氣に開花させている事実に、目からウロコの大発見です。

  

 

この一連の運びから、「どんな状態であっても、人は他を活かすために、生かされている」のを痛感しています。